Zoomのクラウド上に 5GB以上の録画データが残っていると、容量がいっぱいなので、クラウド上の録画データを削除するか、容量を購入するようにという警告が、メールで送られてきます。
ところが、2022年までは、5GB以上のデータが残っていても、警告が来るだけで、実質上、無制限でクラウド録画ができていました。
ところが、2023年になって、この5GB制限が厳格化されました。
クラウドに残っている録画データが 5GBを超えた状態を、あえて作ってみました。
この状態で、Zoomミーティングに入り、クラウド録画をしようとすると、「クラウドレコーディングを開始できません」というメッセージが表示されます。
Zoomのレコーディングアイコンにも、警告のマークが付くようになったことで、Zoom側が5GB制限を徹底しようという意図が垣間見られます。
心配なのは、ミーティングやウェビナーが始まり、そこに参加者が入った状態で、クラウドにレコーディングできないことに気づいた場合、どうなるか!ということですね。
Zoomの動きとしては、レコーディングボタンをクリックして、「クラウドにレコーディング」を選択した時点で、Zoomのシステムが、クラウドのレコーディング容量を確認して、そこに、5GB以上のデータが有れば、レコーディング不可、そうでないなら、レコーディングを開始します。
- ミーティングやウェビナーに入ってから、クラウドにレコーディングができないことに気づいた場合、その時点で、ZoomのWEBポータルで、レコーディングを5GB未満に減らせば、クラウドレコーディングが開始できます。
- クラウド録画を始めてしまえば、その後、そのレコーディングデータが、どんなに大きくても、途中で中断されることはありません。なので、クラウドに4.9GBのレコーディングデータが残っている状態でレコーディングを開始すれば、2時間、3時間のミーティングをクラウドにレコーディングしても、問題ありません。
- レコーディングデータを削除すると、そのデータはゴミ箱に移動します。ゴミ箱のデータは30日後に削除されますが、ゴミ箱に5GB以上のデータが残っていてもクラウドレコーディングは可能です。
- 削除される前のレコーディングデータは、無制限に復元することが可能です。例えば、ゴミ箱に40GBものレコーディングデータがあった場合、それらのすべてを復元し、パソコンにダウンロードすることができます。
このあたりの仕様は、Zoomを開発しているエンジニアの皆さんの配慮を感じます。
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