Facebookを乗っ取られた!」「LINEを乗っ取られた!

そんな話を聞くことが、よくあります。

ID(メールアドレス)とパスワードだけで、アカウントにサインインできる場合、パスワードを破られてしまうと、簡単にアカウントを乗っ取られてしまいます。

  • 予想できそうなパスワード
  • 桁数の少ないパスワード
  • 数字だけのパスワード
  • 小文字だけ・大文字だけの英文字

このようなパスワードは、パスワードを破るためのツールなどを使って、比較的容易に破ることができます。

そのため、Google、Facebook、LINE、twitterなどと同様、Zoomでも二段階認証を設定することができます。

Zoomの場合、「二要素認証」という言葉を使っていますね。

Zoomの二要素認証とは

二要素認証とは、ID(メールアドレス)、パスワード入力を入力したあと、更に、認証アプリで表示した認証コードを要求したり、SMSに送られたセキュリティコードを入力することを要求して、本人以外が不正に情報にアクセスすることを防止する仕組みです。

Zoomの二要素認証を設定する手順

Zoom のWEBポータルで、プロフィールのページに入り、「サインイン」の欄にある「二要素認証」を確認します。

「オフにする」と書かれていますが、これは「オフになっている」という意味です。

右側の「オンにする」をクリックします。

二要素認証をオンにする」というウィンドーが表示されるので、Zoomアカウントにサインインするときのパスワードを入力して「 次へ 」をクリックします。

すると、プロフィールページの「二要素認証」が、「オン」の状態になりますが、まだ、二要素認証の設定はされていません。

認証アプリでのセットアップ

認証アプリとは、スマートフォンやダブレットで、ID(メールアドレス)、パスワードに結びつく認証コードを生成するためのアプリです。

ここでは、「Google認証システム」をインストールしましょう。iPhone、Android対応です。

認証アプリの右側の「セットアップ」をクリックすると、パスワードを要求されるので、Zoomアカウントにサインインするときのパスワードを入力して「 次へ 」をクリックします。

QRコードが表示されるので、先程スマートフォンやタブレットにインストールしたGoogle認証システムを開いて、そのアプリで、設定を追加し「QRコードをスキャン」をタップして、このQRコードを読み込みます。

スマートフォン・タブレットに認証コードが表示されたら、WEBポータルのほうで、「 次へ 」をクリックし、その認証コードを入力して「 認証 」をクリックすると、サインインできます。

SMSでのセットアップ

SMSで認証するには、SMSの右側にある「セットアップ」をクリックします。

「SMS認証をセットアップ」というウィンドーが表示されるので、Zoomアカウントにサインインするときのパスワードを入力して「 次へ 」をクリックします。

国の選択では、「日本」を選択し、スマートフォンの電話番号を入力し、「 コードを送信 」をクリックします。

スマートフォンのメッセージに認証コードが送られるので、それを入力して「 認証 」をクリックすると、サインインができます。

リカバリーコードでのサインイン

認証アプリ、または、SMSのセットアップを完了すると、「リカバリーコード」の右側に「コードを表示」と表示されます。

これは、スマホが手元にないなど、認証アプリやSMSで認証できないときに使うと便利です。

コードを表示」をクリックすると、リカバリーコードが表示されますでの、「ダウンロード」または、「印刷」して、あらかじめ保管しておいてください。

サインインをするとき、認証コードを入力する欄の下に「リカバリーコードを入力」と表示されますので、これをクリックし、保管したリカバリーコードを入力すれば、サインインできます。

二要素認証のデメリット

二要素認証を設定すると、パスワードを破られて、アカウントを乗っ取られるリスクは激減します。

ただし、一旦サインアウトしてしまうと、同じブラウザでサインインしようとしても、二要素認証が必要になり、とても面倒です。

セキュリティを重視するか、利用しやすさを重視するかで、二要素認証の オン / オフ を切り替えてもいいでしょう。