Zoomでは、ホスト、共同ホストのみが画面共有できるという設定が、デフォルトになっています。

それ故、画面共有してもらうには、共同ホストにしなければならないと思っている人も多いようです。

画面共有の設定については、少し注意が必要です。

まず、ZoomのWEBポータブルで画面共有についての設定を確認しましょう。

ZoomのWEBポータルでサインインをした状態で設定画面を開きます。

設定画面では、設定項目をキーワードで検索できます。

「Search Setting」と書かれている検索窓に「画面共有」と入力してEnterキーを押してください。

画面共有の設定箇所が表示されます。

画面共有を使うかどうかのスイッチは、デフォルトでONになっていますので、このままで大丈夫です。

もしも、画面共有を使わない、画面共有のボタンを表示したくないということでしたら、画面共有のスイッチをOFFにします。

すると、それ以降に起動したZoomミーティングやZoomウェビナーでは、画面共有のボタンが表示されなくなります。

多くの場合、「画面共有」のスイッチは、ONの状態で使うでしょう。

問題は、その下2つの設定です。

共有できるのは誰ですか?」という設定。

ここは、「ホストのみ」がデフォルトになっているので、ホスト、共同ホスト以外に画面共有をしてもらいたい時には、「全参加者」にチェックを付けます。

注意が必要なのは、「他の人が共有している場合に共有を開始できるのは誰ですか?」という項目です。

ここを「全参加者」にすると、危険です。

誰かが、画面共有しているとき、その画面共有を終了させて、自分が画面共有できてしまうからです。

セミナーなどで、ここを「全参加者」にしてしまうと、講師が画面共有しながら話しているのに、他の参加者がそれを邪魔することができてしまいます。

「他の人が共有している場合に共有を開始できるのは誰ですか?」は、「ホストのみ」に設定することをお勧めします。

また、この設定は、ZoomミーティングやZoomウェビナーの最中に、Zoomのデスクトップクライアントでも変更できます。

参加者全員が画面共有でるようにするには、「セキュリティ」ボタンをクリックして、「画面の共有」にチェックが付いた状態にします。

反対に、ホスト、共同ホストだけしか画面共有ができないようにするには、ここのチェックが外れた状態にします。

また、「画面の共有」の右側の「^」をクリックして、「高度なオプション」をクリックしての設定も可能です。

WEBポータルでの画面共有設定は、Zoomミーティング、Zoomウェビナー中に変更することもできます。

誰も画面共有していない時に、いたずらで誰かが画面共有を始めた時には、その共有をホスト、共同ホストが停止できます。

誰かが正しく画面共有している時に、他の誰かが正しい画面共有を停止したり、いたずらに画面共有することが防げれば、問題ないかと思います。

画面共有してもらうためだけにその人を共同ホストにしてしまうと、その参加者がZoomに慣れていない場合、トラブルの元にもなることがあります。

例えば、勝手にレコーディングを開始したり停止したり、投票を起動したり停止したり、ブレークアウトルームを起動したり終了したり。

共同ホストはできる操作が大幅に増えるため、画面共有してもらうために共同ホストにするという考え方は、あまり、お勧めできません。