でも、ChromebookでZoomを使うと表示がすべて英語になっていまいます。
その理由と、その奥にある衝撃の事実が・・・
最近、Chromebook でZOOMビギナーズセミナーに参加される方が、チラホラと見受けられます。
そんな方から、「ボタンやアイコンの表記がすべて英語なんですが、これを日本語にすることはできないんですか?」と問い合わせをいただきます。
私も、実際に Chromebook で試してみたのですが、どこにも言語を変更するような箇所は見当たりません。
Zoom本社のサポートに聞いても、「確かに変更できないですね~」のような曖昧な返答だったので、Zoomの開発エンジニアに直接確認してもらいました。
その結果、あらら!そんな事実があったんですね!!という衝撃の結果に。
まず、結論として、Chromebook では、英語表記以外では使えません。
その理由は、Google が、ChomeOSにおけるアプリのサポートをやめてしまうから!というものです。
つまり、Chromebook での Zoomはまもなく使えなくなる・・・もしくは、Chromebook 自体がなくなってしまう??
ということで、Zoomでは、Chromebook における多言語対応をしないことにしたんだそうです。
ちなみに、Chromeの拡張機能は、今まで通り、開発・サポートが続きますので、ご安心下さい。
実際に、ChromeOSの開発元が、アップした記事がこちら。
https://blog.chromium.org/2020/01/moving-forward-from-chrome-apps.html
英語なので、ざくっとGoogle翻訳に貼り付けて和訳したものを掲載しておきます。
Webプラットフォームは、2013年のChromeアプリの発売以来、大幅な進歩を遂げています。コミュニティメンバーとして、私たちは他のブラウザーと協力し、プラットフォームに豊富な新機能をもたらすために投資を続けています。
最新のブラウザの進歩により、Webは、ほとんどのユースケースに答えることができます。これは、Figmaのような企業やGoogle Earthのような自社製品の成功から明らかです。私たちは、Webがオープンプラットフォームでファーストクラスのエクスペリエンスを提供できると確信しています。
この継続的な進展に伴い、以前の発表を拡張し、次のようにすべてのオペレーティングシステムでChromeアプリのサポートを段階的に廃止し始めます。
- 2020年3月:Chromeウェブストアは新しいChromeアプリの受け入れを停止します。開発者は、2022年6月まで既存のChromeアプリを更新できます。
- 2020年6月:Windows、Mac、LinuxでのChromeアプリのサポートを終了します。 Chrome EnterpriseとChrome Education Upgradeをお持ちのお客様は、2020年12月までサポートを延長するポリシーにアクセスできます。
- 2020年12月:Windows、Mac、LinuxでのChromeアプリのサポートを終了します。
- 2021年6月:NaCl、PNaCl、およびPPAPI APIのサポートを終了します。
- 2021年6月:Chrome OSでのChromeアプリのサポートを終了します。 Chrome EnterpriseとChrome Education Upgradeをお持ちのお客様は、2022年6月までサポートを延長するポリシーにアクセスできます。
- 2022年6月:すべてのお客様のChrome OSでのChromeアプリのサポートを終了します。
この変更は、Chrome拡張機能のサポートには影響しません。 Googleは、既存のすべてのプラットフォームでChrome拡張機能を引き続きサポートし、投資します。拡張機能の堅牢なエコシステムの育成は、Chromeの使命にとって重要であり、すべてのユーザーのブラウジングエクスペリエンスをカスタマイズするための便利な拡張プラットフォームを提供することに取り組んでいます。
その他の詳細(タイムライン、推奨事項、FAQなど)については、Chromeアプリの移行サイトをご覧ください。このページは、このプロセスを一緒に進めていくときに最新の状態に保たれます。
Chromeチームを代表して、Chromeアプリを使用して優れたエクスペリエンスを構築してくれた開発者のコミュニティに感謝し、すべての最新のブラウザでオープンWeb標準(PWAなど)を活用する同様のエクスペリエンスを楽しみにしています。
投稿者Anthony Laforge、Chromeプラットフォームチームテクニカルディレクター