Zoomアカデミージャパンのセミナーに参加していただく人のほとんどは、パソコンをお持ちだと思います。

パソコンのデータバックアップは、しっかりと取っていますか?

写真や動画、各種書類など、大切なデータが保存されているハードディスクに、ある日突然、アクセスできなくなってしまったら・・・。

そんな恐ろしいことになる前に、データのバックアップは、必ず取っておきましょう。


ここでは、私が実際に行っているデータのバックアップ方法をご紹介します。

私は、仕事のメインPCとして、Windowsパソコンを使用しているので、Windowsパソコンでのバックアップ方法になります。

(Macユーザーの方、ごめんなさい。)

まず、ハードディスクは、WindowsやソフトウェアがインストールされているCドライブとデータを保存するGドライブに分けています。

なぜ、データ用が「G」なのかについては、明確な理由はありません。

DVDを入れたり、仮想ドライブをマウントしたときになどに、Dドライブ、Eドライブを使うことがあり、なんとなく、そのあたりを空けておきたかったからです。

Windowsやソフトウェアをインストールするドライブとデータを保存するドライブを分ける明確な理由は3つあります。

  1. バックアップを取るべき頻度が異なるから
  2. バックアップを取る方法が異なるから
  3. Cドライブは高速にアクセスできる容量の小さな SSD、GドライブはSSDほど高速ではない大容量のHDDを使っているから

WindowsやソフトウェアのためのCドライブは、それほど頻繁にバックアップを取りません。

万が一、ハードディスクが壊れてしまっても、新しいハードディスクに交換して、Windowsやソフトウェアをインストールし直せば、元通りに使えます。

一方、データを保存しているGドライブは、アクセスできなくなってしまったら仕事ができなくなり、死活問題です。

そして、頻繁に追加・変更・削除されるので、パソコンを使うたびに、つまり、ほぼ毎日バックアップを取ります。

データバックアップのために用意するもの

どちらかのドライブが壊れてしまった時、最速で元に戻し、同じ環境で仕事を再開するために、同じものを用意します。

  • CドライブのSSDと同じ容量のSSD
  • GドライブのHDDと同じ容量のHDD

Cドライブのバックアップ方法

Windowsシステム等の入ったCドライブは、ファイルやフォルダ単位のコピーではバックアップできません。

ドライブを丸ごとコピーできる、つまり、ハードディスクのクローンが作れる機械を使うのが、最も確実で簡単な方法です。

Gドライブのバックアップ方法

データが保存されているGドライブは、単なるコピーで構いません。

ただし、大きな容量のハードディスク全体をすべてコピーしていたら、毎日バックアップに数時間も掛かってしまいます。

そこで、更新されているファイルだけをコピーしたり、削除したファイルは、バックアップ先からも削除してくれる便利で無料のバックアップソフトを使用しています。

それが、BunBackupです。

BunBackupの公式サイトはこちらです。

最初の一回は、すべてのデータをコピーしますので、数時間かかりますが、2回目以降は変更されたファイルだけをコピーしてくれるので、10分前後でバックアップが完了します。

また、バックアップしたらWindowsをシャットダウンしてくれる機能も付いていますので、BunBackup でバックアップを開始したら、そのまま放置しておけば、Windowsをシャットダウンして、パソコンの電源を切ってくれます。

毎日、パソコンをシャットダウンするという操作をBunBackupでバックアップを開始するという操作に置き換えるだけなので、とても簡単です。

Dropboxの利用

私は、出張するときにはノートパソコンを持っていきます。

そのため、メインのパソコンとノートパソコンに入っている仕事関連のデータは、常に同期しておく必要があります。

これを実現してくれるのが、クラウドストレージと言われるインターネット上のハードディスクのようなものです。

私自身は、Dropboxの有料版を使用していますが、月額1200円で、2TB使えるので充分です。

もちろん、Dropboxもデータバックアップの役割を果たしています。

データ用のハードディスクが壊れてしまったら、新しいハードディスクに交換して、Dropboxにあるデータをすべてダウンロードすれば元通りです。

また、メインで使っているデスクトップパソコンが壊れても、ノートパソコンのハードディスクの内容が常にDropboxと同期されているので、デスクトップパソコンと同じ環境で仕事が続けられます。

実際の構成を図にするとこうなります。