Zoomには、ブレークアウトルームという機能があります。
Zoomミーティングに参加しているメンバーを小部屋に分ける機能ですね。
セミナーをしている個人や企業では、ブレークアウトルームを使う人が多いと思います。
参加者をブレークアウトルームに分けて、各部屋で少人数でのディスカッションをしてもらうために使う場合が多いかと思います。
しかし、その他にもブレークアウトルームは、いろいろと面白い使い方ができるんです。
トラブル対応

Zoomミーティングに入室したけれど、音声がつながらなくて困っている人をサポートするときに使うことがあります。
音声がつながらないので、画面共有などを使って、指示を出したり状況をチャットで教えてもらったりして、トラブルを解決することになるのですが、他の参加者には、トラブル対応の間、待っていてもらわなければなりません。
そんなとき、ブレークアウトルームを一つ作って、対象者を一人だけブレークアウトルームに送り込み、そこで、トラブルの対応をするという使い方です。
初心者向けのセミナーなどをするときによく使います。
個人面談・個別指導

面接・面談・個人指導に使うときなど、メインルームを待合室のように使い、みんなで雑談をしながら待っていてもらったり、ファシリテーターが場をつないでいたりします。
順番に一人ずつ、ブレークアウトルームに移動してもらい、スタッフとマンツーマンで、会話をするという使い方です。
会社の面接、学習塾での個別指導などにも使います。
セミナー前の打ち合わせ

セミナーの開始数分〜十数分前に、参加者にメインルームへ入ってもらい、そこで、画面共有で表示されたスライドを見たり、音楽を聞きながら待っていてもらう間、ブレークアウトルームの中ではスタッフが打合せをするという使い方です。
企業セミナーなどでよく見かける運用です。
同時に異なるテーマのセミナーやイベントを開催

複数のブレークアウトルームを作成し、各ブレークアウトルームで、それぞれ異なるテーマのセミナーやイベントを行います。
このとき、ブレークアウトルームへは、参加者が自分で参加・移動できる設定にします。
メインルームには受付として、スタッフが滞在し、各部屋で何が行われているのかを画面共有で見せたり、ブレークアウトルームへの参加・移動方法をサポートします。
参加者は、各ブレークアウトルームに参加し、お気に入りの部屋に自由に移動できるという、幕張メッセや東京ビッグサイトで行われる展示会のようなイベントを開催することもできます。
婚活パーティー

実際にZoomのブレークアウトルームを使った婚活パーティを開催している人もいます。
メインルームでは、みんなで自己紹介などをし、その後、カップルでブレークアウトルームに移動して、二人きりで会話をするという形です。
仕組みや運用を細かく作り込んでいくと面白いビジネス展開ができそうですね。
以上、様々なブレークアウトルームの使い方をご紹介しましたが、これ以外にもアイデア次第で、面白い使い方ができると思います。
ブレークアウトルームの詳しい使い方、運用方法は、Zoom主催者セミナー《アドバンス》で解説しています。
ブレークアウトルームを使いこなしたい!という人は、ぜひ、ご参加ください!