ホームページもSSLで暗号化することが大切ですが、メールもSSLで暗号化しましょう。
そんな意識がなかったころの私の悲劇のお話しです。


 

今からちょうど15年前のことです。

仕事半分、観光半分でロンドンに行った時、どうしても日本のクライアントにメールを送る必要があり、ネットカフェを探しました。

運良く宿泊していたホテルの近くに小さくて、暗くて、ちょっと怪しげなネットカフェを見つけ、そこの店員さんに自分のパソコンを持ち込んで仕事をさせてほしいと頼み込みました。

internetcafe

 

やっと落ち着いてパソコンを使える場所を確保できたことに安堵して、日本のクライアントと何通かのメールをやりとりしました。

数日後に帰国し、自宅のパソコンでメールを開くと、受信トレイは、海外からの迷惑メールでいっぱい!!

そのころの私には、まだ、インターネット上を流れるデータを暗号化しなければならないという意識はありませんでした。

海外でメールを使うと、帰国してから迷惑メールが増えるんだという、ただ、それだけの認識でした。

 

今は、Gmailを使っている人が多いですょね。

Gmailを使えば、どんな設定をしてもメールを暗号化して送信するようになっているので、海外でメールを使っても安心です。

 

今、ホームページで情報をやりとりするときにも、ちゃんと暗号化してね!という流れになっています。

それが、ちょっと前に書いた記事「あなたのホームページ、httpsになっていないとヤバいです!

暗号化されていないホームページを、Google Chromeで見ると、警告っぽい表示がされるようになりました。

 

暗号化されていないホームページ、つまり、URLがhttps:// になっていないホームページで、お問い合わせメールフォームから、メールアドレスなどを送信してしまうと、私がロンドンのネットカフェからメールを送ったときのような状態になってしまいます。

あなたのホームページが、https:// になっていないと、あなたのホームページからお問い合わせをしてくれた人に迷惑がかかってしまうかもしれません。