Zoomはインターネットを使ったオンラインミーティングの通信手段です。
インターネットの通信状況が悪ければ、Zoomで快適にセミナーを受講したり、ましてや主催することはできません。
そこで、ここでは、通信状況が良くない時の原因と対策をご紹介します。


 

インターネットの接続には、有線接続と無線接続(Wi-Fi)があります。

Wi-Fi は、「ワイファイ」と読みます。

 

Zoomを使って、いろいろな人と話をしている時、通信状況が悪くて、声が途切れたり、画像が粗かったりするのは、無線接続を使っている場合が多いです。

一番早く、確実な問題解決法!

距離的に可能であれば、無線通信を使わず、有線で繋いでみて下さい。

ホームページを見たり、ブログを書いているときなどは、途中で少しくらい通信が途切れても、速度が遅くても問題ありません。

しかし、Zoomのようなオンラインミーティングをしているときは、常に多くのデータをやり取りしています。

せめて、Zoomを使うときだけでもルーターとパソコンをケーブル繋ぐことができれば、通信状況は改善するでしょう。

ただ、距離的な問題、環境の問題などが大きく絡んでくるので、無理な場合は無理ですね。

無線通信(Wi-Fi)が遅くなるつの原因

無線通信(Wi-Fi)が遅くなるとき、考えられる原因は4つです。

  1. ルーターからパソコンまでの距離が遠い。
  2. ルーターとパソコンの間に電波を通しづらい障害物がある。
  3. ルーターとパソコンの間にWi-Fiと同じ周波数を発する電子機器がある。
  4. 無線ルーターまたは、受信機(子機)が機械的に劣化している。

このあたりをクリアすれば、通信状況は、ほぼ解決するでしょう。

ルーターからパソコンまでの距離が遠い

広い2階建ての戸建てに住んでいる場合、この問題は顕著です。

ルーターは、電話回線の近くに置く場合が多いのですが、そんなところでパソコンを使うことって、あまりないですからね。

1階の玄関近くにルーターがあって、パソコンのある部屋が2階の奥の方だったりすると、なかなか繋がりにくい時があります。

Zoom使うときだけでも、一階のリビングにパソコンを持って移動するなど、いろいろと試してみて下さい。

ルーターとパソコンの間に電波を通しづらい障害物がある

Wi-Fiの電波は、多少障害物を避けたり反射したりして、ルーターとパソコンを繋いでくれます。

それでも、繋がりにくい場合は、その障害物を取り除くか、パソコンの場所を移動するかして、繋がりやすい場所を探してみて下さい。

ルーターとパソコンの間に同じ無線通信と同じ周波数を発する電子機器がある

私の家では、電子レンジが稼働すると、Wi-Fi は完全に切断されます。

Wi-Fi の通信規格は、ac、n、a 、b、 g など、いくつかありますが、多く使われているのは、g の規格です。

g は遠くまで届き、少々の障害物は迂回して繋がってくれる強力な通信規格なので、多く使われています。

ところが、g は、2.4MHz(メガヘルツ)という周波数なのですが、これが電子レンジなどと同じなので、電子レンジを使うと電波が途切れてしまいます。

隣の家までの距離が近い場合は、隣の家で電子レンジを使っていても途切れることが有ります。

こんなときには、Wi-Fiをa で繋ぎ直したりすると改善されます。

無線ルーターまたは、受信機(子機)が機械的に劣化している

無線ルーターや受信機(子機)が、古かったり、故障だったりした場合も、通信速度が極端に落ちたりします。

上記3つの原因をクリアしても改善されない場合は、無線ルーターや子機を取り替えることも考えてみて下さい。