それとも、グリーンじゃないとダメなのでしょうか?
Zoomのバーチャル背景には2種類あります。
- 背景を別の画像に置き換えるバーチャル背景
- 人物以外を別の画像に置き換えるバーチャル背景
これ、同じように見えて、実は全く異なる仕組みです。
①のほうは、映像の中の特定の色をコンピューターが認識して、その色の部分を別の画像に置き替えています。
②のほうは、映像の中の人物の輪郭を認識して、その輪郭の外側を別の画像に置き替えています。
人物の輪郭をリアルタイムに認識するときに、パソコンの高い性能が要求されるため、64bit のOSで、CPUが、Core i7 クアッドコア以上のパソコンでなけれな、②の方法でバーチャル背景を行うことができません。
でも、①の方法でも充分にきれいなバーチャル背景はできます。
このとき、背景は単一色にしておく必要があります。
バーチャル背景の設定画面にも、「グリーンスクリーンがあります」というチェックボックスがあるのですが、色は、緑じゃないければならないのでしょうか?
そうなんです。
緑や青が望ましいです。
背景を緑にした場合、緑の服を着ていれば、服も背景になってしまいます。
こんなときには、別の色の服に着替えたり、似たような色の装飾品などを外すなどすれば、大丈夫です。
着替えたり外すことができないのは、人間そのものの色です。
肌の色は、肌色ですが、色白の人も、色黒の人もいます。
黒は髪の色、人によっては赤っぽい色、金髪、白髪の場合もあります。
目は、瞳の部分が、黒から茶色、それ以外の部分は、白ですね。
唇の色なども背景には使えません。
それらの色が使えない、それらの色から遠い色は何だろう?というときに、色相環を見て下さい。
肌色や唇の色から遠く離れているのが、緑、青ですね。
そんな理由から、緑や青を背景にすると、キレイにバーチャル背景をすることができます。