セミナーを主催しているときよりも、他の人が主催しているセミナーをサポートしているときのほうが、気付かされることは多いですね。
リアルとオンラインが併用された講座をサポートしているときに、感じたことを書いてみました。


 

リアル講座とオンライン講座を併用する場合、どうしても目の前にいる人たちに気持ちが偏りがちですよね。

リアル講座の参加者もカメラに映っている状態であればいいのですが、会場でカメラに映っているのは主催者だけという状況であれば、注意が必要です。

例えば、リアルの会場にいる人が質問をした場合、その人の声は、オンラインで参加している人たちには、ほとんど聞こえません。

にもかかわらず、主催者がそのままリアル講座の質問者と話し始めてしまうと、オンライン講座の参加者には、話が分かりにくくなってしまいます。

 

 
主催者によっては、質問した人の方に歩み寄って話してしまうということもあります。
もう、こうなってしまうと、オンライン参加の人たちは、主催者のいない状況でひたすら待っているしかありません。
完全にないがしろにされている形になります。


 

主催者は、オンラインでも参加している人がいることを忘れないようにしてください。

リアル講座とオンライン講座を同時に行うときは、オンラインでの参加者をメインに話すようにするくらいでちょうどいいでしょう。

リアル講座に参加している人が質問をする時には、パソコンの前に来て、オンラインの人たちの見えるような状態で質問をするといいですね。

めんどくさいとは思うのですが、これができないというのであれば、リアル講座とオンライン講座の併用はしない方がいいでしょう。

 

また、オンラインで参加している人は、ずっと画面を見ながら受講しています。

そのため、リアルで参加している人よりも目が疲れやすい状態です。

2時間講座をして、10分休憩するよりも、1時間講座をしたら5分休憩するほうが集中が持続します。

 

このように、リアル講座とオンライン講座を併用するときには、オンラインでも参加している人がいることを忘れないように常に意識してください。

実際には、リアルで講座に参加したほうが、親近感も湧くし、講師と受講生の距離も縮まります。

それでも、リアル講座とオンライン講座の差を少なくするように働きかけることが、お互いが快適に講座の時間を共有するコツなのではないでしょうか?